河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

伊賀上野「金谷と芭蕉の湯」

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 榊原温泉を出たのは9時半頃、訳は立ち寄り湯の候補が「さるびの温泉」であったため、開門の十時に合わせてのこと、しかし、定休日とあってあえなく断念しました。しからばと、切り替えが早いのも私の特性、伊賀上野の金谷へ土産を買いに行く。

 伊賀牛の名産地にあって、特に有名なのがこの金谷。明治の牛肉屋さんを今に伝える店構えは雰囲気がある。有名になった故、バスが通い出して奥に大広間が出来てしまったのは誠に残念ではあるが、お店にとっては「そんなことほっといて」でしょう。

 土産用に味噌漬けをお造りいただく、漬けてから3-5日間が一番美味しくいただけるとのこと。本来なら、二階に上がって座敷ですき焼きが基本だが、一人では味気ない。女将さんに「近くに温泉ありまへんか・・」とおたずねすると、先のさるびのを教示いただく。理由を言うと「そんならホテル併設のサンピア伊賀」とのこと。

 早速ナビを会わせていくことにしました。ホテルの裏へ案内されたり、少々もたつきながら着いたのが「芭蕉の湯」と称する温浴施設。加水はしないが循環はするという「源泉風呂」。私のような老人斑がやたら目立つ数人との入浴となりました。
 露天風呂には芭蕉の句碑。「月ぞしるべこなたへ入せ旅の宿」
 月を頼りに、サンピアホテルへようこそ・・・とでも解釈しますか。

 写真:伊賀街道、金谷、芭蕉の湯

 伊賀上野にて
 肉しるべ 芭蕉の湯へと 入りませ  <偐山頭火