河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「来年の入試問題は決まりかな」

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 来年の大学入試問題の素案作りが、この時期に始まるそうです。大学入試対策も生業であった、元先生の娘が言っておりました。来年の一番の候補は広島での「オバマ語録」。文脈もすばらしいし、言葉としても美しい。英語としても社会科などでも使われるだろうと。

 そこへ、先日の新元素記号を日本人が発見しました件。113番新元素「ニホニウム」日本人による名称案が、国際組織「国際純正・応用化学連合(IUPAC)」によって発表されました。素晴らしい快挙です。私が覚えているのは「79」AU金(否:かね)だけ。何処かの都知事みたいでお恥ずかしいです。

 ニホニウムも化学、社会科で出題されそうです。少し知的な空気が身の回りに流れている所へ、知人(I氏)の自主出版のお便りと現物が送られてきました。句集「晏」という書物です。

 I氏は私が所属しております(私は都合で現在休会中)若草読書会の、50年程前に遡る発足当時からのリーダー的存在でありました。彼が歴史・文学を深い洞察力で編み上げて論じられると、歴史上の人物が目の前で躍動しそうです。その知力を「俳句」に向けられたのが2007年と云いますから、才能は長く修行するだけでは開花するものでは無いと云うことでしょうか。お恥ずかしながら私は135年修行続けておりますが、「偐」のままです。(余談)

 写真:句集「晏」

 晏より
 一人より二人がよけれ春の午後
 原種みな素朴なかたち額の花

 *著書には名が出ていますが、慣例に従って敢えてI氏とします。