河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

吉祥草をいただいた

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 耳蛸ではありませんが、今年前半の自身の本読みと旅のテーマにしてきました「かくれ里」(白洲正子著)、この程の読書会の課題図書にもして無理矢理同人の皆さんにも読んで頂きました。課題図書の課題章に縁のある同人もおられるという、巻き込み作戦が功を奏したのかまずますの結果となりました。

 同人偐家持氏ひろみの郎女さんのブログでその一端を紹介します。と、云ってもりんくをはるだけです。**賞の候補作家もネット本なら簡単にリンクを張って出典明記が出来たものに。そもそも隠すつもりなら別ですが。

 かくれ里の「葛城から吉野へ」の章で作者は御所の茅原にある吉祥草寺へお参りします。ここは役行者生誕之地で-茅原というのは、文字通り萱や葦の生えていた原で、古代には沼沢地であったのだろう。そこには吉祥草が一面に生えていた。この花は百合科の植物で、蘭に似ているが、吉事がある時にしか咲かないと云われ、役小角(えんのおずぬ=役行者)が生まれた年は、この一帯は花ざかりであったという。お寺の庭にも数株が残っており、葛城山中には群生している場所があるそうだが、住職も花はまだ見たことがないといわれた。-との下りがあります。

 その吉祥草を同人からいただき、昨日庭に定植しました。同時に「キンズ」と「白ナンテン」もいただきそれぞれ庭隅に定植しました。庭の植物と云えば「レモンバーム」、「茗荷」、「ブルーベリー」と云った実用植物ばかりでした、これで少しは華やいだ雰囲気になるでしょう。吉祥草寺の住職に云わせると花はまだ見ていないと云うことですが、株を頂いた同人は毎年咲くと仰っていました。御所周辺より同人の住まいする生駒山中の方が、この花にとっては良い環境なのかも知れません。吉祥草の適地を求めて、役行者は地方巡業していたのかもしれませんな。さて、どの様な花が咲くか、咲かないのか楽しみです。

 写真:吉祥草、白ナンテン、キンズ

 吉祥草
 葛城の 吉をもたらせ 野の祥草 <偐山頭火