河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

聖徳太子の棺にご対面

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 昨年秋に聖徳太子クラスの人物の棺にまつわるテレビ報道のお話しをいたしました。詳しくはその記事をご覧になっていただきますとして、その棺の展示を柏原歴史資料館で見学して来ました。あまりにも話題となったため1月4日から3月21日まで特集展示とか。

 柏原歴史資料館は関西線高井田駅、近鉄大阪線国分駅からそれぞれ徒歩5分から15分という大和川北の丘陵地にあり、周辺が公園にもなっている景勝地です。江戸時代の学者頼山陽が「河内の嵐山」とめでた場所で、春の桜シーズンは絶好の桜の名所でもあります。が、本日はちと寒いが先の寒波よりはまし、こんな日和の中ドライブと輪行でした。

 安福寺夾紵棺は常設展示の場所にパーティションで区切り、再現された実物大の棺を中心に絹と漆を重ね合わせた現物を展示しています。現存する部分は小間口と云われる棺の上下の一部だとのこと。これを元に原寸大を再現したと云うが、少々横幅が大きいような気もする。しかし、現代の常識での話であって古は棺に入れる副葬品が多かったのかも知れません。

 同館では今回の夾紵棺の展示にともない、夾紵棺に詳しい猪熊兼勝氏(京都橘大学名誉教授)「安福寺の漆の板は、なぜ太子の棺なのか」の講演会を3月10日(土)午後1時半から三階研修室で開催するという。先着順とか、間に合えば聴講できるかも知れません。

 さて、棺(?)を拝見したら太子様が活躍された法隆寺まで一山越えて向かうこととしました。これが足跡巡りというものでしょうか。ならば更にお誕生になった明日香村の橘寺まで向かわねばなりませんが、何処まで行けるかは気力と脚力次第ですな。なお、夾紵棺展示に関する資料は、前項の現代の乾漆作家にも一部贈呈をしておきましょう。

 写真:夾紵棺復元、現物、配布資料、可愛い埴輪も出迎え

 展示中
 太子様 棺貸出 宿無しか <偐山頭火>