河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

伊勢往還拾遣あれこれ

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 伊勢の旅で触れられなかったもの、書くまでも無いと思いつつ面白可笑しいもの等々を拾ってご紹介しましょう。

 先ずは、バイクスタンド(サイクルラックと呼んでおられます)。「富士山型」と書かれていて、書いた字の通り富士山の形をしています。富士市と地元のひのき業者で作ったようで、みなみやましろ村の道の駅に貸し出し中のようです。結局行き帰りとも利用を見なかったので、実際の利用中の写真には納められませんでした。引用でご覧下さい。面白いとは思いますが、少々コスト高でしょう。見栄えに拘らないのであれば、バリケードで充分だと思います。

 最近流行の「マンホール」です。大昔、マンホール写真集を自費出版された方からその本を戴いたことがあります。彼は、流行の先を行きすぎたのでしょうか。よくあることですが、本当の先駆者というのは斯様に寂しいものなのです。江戸時代から使われているのでしょうか、お参り人の草鞋で踏みつけられてすり減っています。

 杉と楠の合体と云うことで、他人同士仲良くしなさいと茜社の看板に書かれていました。合体と云うより絡み合っていて、競争した結果かも知れませんが・・・。茜社と書いてあこねやしろと読みます。外宮の向かって左にある神社で、勾玉池まではここから入ることが出来ます。境内には豊川茜稲荷神社があって、朱ではありませんが鳥居が立ち並んでいます。お伊勢さんで・・・という感じになれます。

 豚を飼っていた初代・捨吉が養豚業を辞め、牛肉にこだわり、牛肉屋を始めたことから、「豚を飼っていた捨吉が始めた肉屋」、人呼んで「豚捨」になったとか。その豚捨も遷宮に会わせて外宮に出店を構えていました。捨てたはずの豚メニュー(トンテキ)も書かれていましたので、集客やコスト面で苦労なさっているようですね。

 さて、おおとりは日本の古典文学「古事記」です。国際ギデオン協会というキリスト教の布教・奉仕団体がホテルの各部屋に聖書を設置しているのはご存じかと思います。私も中学校に入った時にギデオン協会の聖書を戴きいまだに持っています。和英対訳で読みやすかったのを覚えています。それが、伊勢では古事記に代わりました。先のサミット以来と云うことです、これはこれで結構なことと思います。歴史としてでは無く、神話・物語としての古事記に触れることは良いことだと思います。

 写真:バイクスタンド二題、マンホール、杉?楠?、豚捨、古事記

 拾いもの
 旅行けば 駿河国の スタンドか <偐山頭火