河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

洗濯機と食洗機の違いがわかる男に

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 落語の「貧乏神」というお話しは、とびっきりの貧乏に取り憑いた貧乏神が甲斐甲斐しくその男に尽くすが、なけなしの臍繰りを持ち出されて貧乏神にも捨てられるという落ちです。その貧乏神の「ビンちゃん」が洗濯物を干して、夕日に向かって明日も晴れてくれよと願うシーンが印象的なお話しです。枝雀がよく高座にあげていました。

 現代の洗濯は機械に放り込みスイッチを入れるだけ、と思っていましたが中々そうでも無いらしい。そのスイッチにしても沢山並んでいて押す順番がある。一通り手順を終えると、後は終了のブザーが鳴ります。しかも、30分程度だと言うから驚きました。早く済ませれば、午前中で収納までも終了する。ビンちゃんでは無いですが、我がガキの頃も洗濯板に石のような石鹸でゴシゴシ、竿だけに干して昼から収納していましたから大違いです。

 その点、食洗機は予洗いを済ませた食器を機械内に並べて洗って磨き終わるまで約90分以上かかります。台所の流しの一部から蒸気が出ていたのがそれだとは知っていました。しかし、洗濯機と食洗機の細やかなプロセスを知ったのは先週初めでした。それは、鬼の霍乱というか、愚妻の心房細動・不整脈の発作と、それに続く原因不明の体の痛みに襲われてからです。

 当初は、循環器系の医療機関にて診断を受ける。不整脈があって良くないが入院するほどでも無いから、投薬と検査して様子を見ましょう。で、間が空いている内に体の痛みと発疹が帯状に出現。直ぐさま帯状疱疹を疑うも、日曜日。休日急病センターで、「帯状疱疹」との確定診断で投薬を受ける。翌月曜日から、これは近くのかかりつけ医で帯状疱疹に対する点滴と投薬を集中的に受ける。痛いとは聞いていましたが、脇で見ていると気の毒(当たり前ですが)なくらい。医者も「七転八倒」とはこういうことを言いますと言うものの、対症療法しか手が無いと云う。こんな状態で約二週間経過です。帯状疱疹は峠を越えたと思いますが、なにせ体力が無く加えて多種の投薬で消化器系も衰えています。

 あれこれ、曲折はあったものの帯状疱疹に関しては本日で点滴治療終了、来週からは心房細動や不整脈の本格的な治療にかかるとのこと。ここ数日で磨きがかかった家事の才能というか、知人に言わせるとそんなこと自慢になりまへん・・・という自慢の腕を更にみがき、得点を増やしてみることとしましょう。

 写真:洗濯機脇では知人からいただいたミヤギノハギが成長中

 成長
 洗濯や 食器洗いも 成長し <偐貧乏神>