新春初MTB行は愚妻の実家訪問とし、バイクをこぎ出します。目的地は大阪市港区、単独行動ですので道すがらにお寺や神社参りをしつつ訪問することとしました。河内から港区と真西に向かいますので、上町台地が難所と言えば難所です。そこで、休憩地としましたのが、いつもの四天王寺さんです。ここは多くの人出を想像していきましたが何のこと無い比較的閑散としています。
山内で携行食を食べて、上町台地をくだります。しかし、その前にお土産購入です。義父がよく買って帰ってきたという「釣鐘饅頭」をとの愚妻からの指示が出ており調達します。四天王寺山門前の総本家と名のる釣鐘屋というお店です。私の同窓生で同じ釣鐘饅頭を作っているのがいます、商標登録制度が出来る前に何軒かの同業者がいたのでしょうか。
坂を下って向かったのが通天閣。ジャンジャン横丁に向かう人の列は多いが、目を見張るほどのモノではありません。しかし、塔の真下は相変わらずの賑わい。救急車が到着したのは早朝から飲み過ぎたのか、その串カツ屋には長蛇の列。ここで、表題の春から・・・のくだりです。
歌舞伎の「三人吉三廓初買」の決め台詞を拝借したのは、通称天王寺稲荷神社のルーレットおみくじの出目(?)です。仕組みは至って簡単、石の垂直に立てられた回転盤を回して止まったところに出ている数字がおみくじ番号です。ルーレットの左には数字に対応する「運勢」が書き込まれています。本日の私の出目は「11」「12」と「6」、「半吉」と「大吉」が縁起よく揃いましたので「春から・・・」となった次第です。
この足で戎さんの前福を総ざらえしてと思い向かいましたが、同じように考える人は多いと見えて今宮戎にも沢山お参りです。今月十日前後にはこの狭い境内が人の熱気で溢れます。更に西へ向かい大阪ドームが見えて来たら到着です。昨年色々ご厄介になったお礼、今年もよろしくとのお願いをして帰宅します。帰路はやや北側に回り、大阪城脇を通過した頃には夕陽を背負い「夕陽のバイクマン」河内へ帰るとなり、一席の〆としましょう。