伊勢には愚女夫妻と長男孫Kz君が住んでいます。四歳になったばかりで可愛い盛りですが、連休に会って以来会っていません。そこでKz君の顔を見に行くかと小旅行を計画。伊勢の美味いものを喰わせてやるという、娘からの誘いも大きな理由の一つです。
しかし、現実は思った程に利をもたらせない。お土産に牛肉大量しかも銘柄指定、お婿さんに麦酒そして先日買い込んだ三輪素麺等々。加えて待ち構えていたように言いつけられる用事…。老後も金偏と身体もこき使われるが、これも佳きことです。
途中伊勢で喰った昼飯の鰻が美味しかった。
夕食は子ども中心で、ファミリーレストランです。ハンバーグと饂飩を満足そうに食べています。幼稚園のお話しや、好きな鉄道のお話しが弾みます。無理をすれば娘の家にも泊まれますが、我々はいつも近くのホテルに泊まります。子どもの時間に大人が邪魔をしないように。今回は伊勢シティーホテルでした。国際ギディオン協会の聖書ならぬ古事記が置いてありますので毎朝、新聞で読んでいる「ワケタケル」雄略天皇の稿を読んでいる内にお眠りに。
かねてより行きたいと思っていた三重県亀山市郊外の能褒野にある、日本武尊の陵墓見学 も出来る。これは一石二鳥と思っていたら、愚息が横から琵琶湖畔のホテルにも招待してやるという、二鳥が三鳥となったのでこれは行くしか無い。我ら年金世代は毛針のようなモノ**万の余剰資金が無ければ、引っかかりがあれば何ででも絡んで行くのが生きる手立てです。
途中伊勢で喰った昼飯の鰻が美味しかった。
翌日朝はKz君の通園バスお見送りした後は、近くを銀輪散歩。船江神社上社の茅の輪くぐり大楠を見物。
神社脇にあるミタスの湯は、極めて普通の水道市100パーセントと聞いていますのでパス。
やがて昼ご飯です。伊勢の河崎地区は近年売り出し中の旧市街地区で、旧家を改装した店がそれらしく並んでいる。その中で、娘が選んだのが「伊な勢」というすし屋。「魚」が「旨」とくっついたので鮨となった…と言うだけあって魚が美味しい。沢山の伊勢マダムに囲まれて食べたのも一層美味しい理由だったのか。
伊な勢で鮨をいただいて食い逃げ…。亀山市郊外の能褒野王陵を目差して国道23号を北上。一帯が公園化されていて、古墳と陪塚そして能褒野神社で構成されています。
日本武尊陵は少々見付け難く、荒れた歩道を行きます。名所旧跡に付き物の矢印看板も無いので初めての者には困難でした。陵墓は宮内庁規格の制札と拝所ですが、脇には供物を持って帰るようにとの沙汰が。この表示は初見でした、それだけ彼は人気があるのでしょうか。
ここから琵琶湖畔の「琵琶湖ホテル」までは高速利用です。鈴鹿峠越の旧国道という選択もありましたが、日本武尊陵探索に時間を要したのでその時間を金で買ったようなもの。約1時間程でホテル着。中々のホテル、窓からの眺めも、大津市内のビル街方向を見ない様にすれば良いモノです。
天然温泉というお風呂、豪華な食事に満足して眠りの中に…。
氷室池も取り込んだもので、この池に張る氷でその年の五穀豊穣を占ったと言います。
ここから河内温泉大学キャンパスまでは、第二京阪などの有料道路で約1時間ほどです。久しぶりの二泊三日の旅でしたが、Kz君との遊び、伊勢の鰻鳥鮨そして琵琶湖畔の景色に優雅な古寺の庭園と豪華舟盛りのような楽しい、旨い時間を過ごせました。