河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

のぞき桜もまたよろしいか

 桜見物のシーズンです、宴の桜。そぞろ歩きの桜見物。夜桜等の桜見物がありますがこの様な仕掛けは如何なものでしょう。
 昨日南河内に所用がありました、その序でと云えば失礼なのですが人生の師と仰ぐ智麻呂様の遺骨が納骨されるという墓地に近いので、お墓参りにと思い立ち関係者にお聞きしたところ納骨は4月に入ってからとのこと。教会の共同墓地故どなたか存じ上げる方も眠っておられるとは思いますが、柴又の風天の寅さん同様に何十年ぶりにお邪魔することも無いだろうと諦め二上山麓を走ることにしました。
 のぞき桜

 で、これから先はどうって事無い何時ものお買い物兼散歩を口実にした、お昼ご飯の手間をかけないという妻孝行です。先ず、当麻の中将餅本舗で餅を四箱購入。自家消費、長女宅用、長男宅用、そして燐家の叔母さんにも手土産です。次に、所用の後に購入済だったマクドを食べる場所を探しつつ九品寺まで来ました。菜の花に誘われ本日は「九品寺食堂」と山門脇の駐車場へ。桜が七分か八分咲でしょうか、マクドとは異文化ですがこれもまたよしです。
 バイパス九品寺入口脇の菜の花

 ハンバーグを食べつつこれから先を考えます。九品寺脇の林道を葛城山に向けて登る、又はバイパスを進むか。路面を見るとまだ先の雨の痕跡がありますので、寅二号による濡れた林道走行を諦め高鴨神社辺りまでバイパスを進むことに。
 九品寺門前の桜と仏像

 暫く走ると一言主神社へのスロープがあります。一言願い事を思い付きましたので神社へのスロープに進みます。
 雄略帝や芭蕉など登場人物の多い社に桜

 拝殿下の駐車場に近いスロープで登ります。神社正面向かって左から入ることになります。奥に樹齢千年を超える大銀杏が、支柱に支えられて立っています。ほぼ死滅かと思われたこの樹ですが、樹木医の治療で復活したのは何度か記事にしております。その手前に松尾芭蕉の句碑があります。古事をひねくった句で感心のある方はリンク押してください。

 大銀杏のアップ

 大銀杏を撮っているその横にあった灯籠越しに見えたのが「のぞき桜」の正体です。遠方は明日香村方面でしょうか。何を一言願ったは内緒にして、正面の階段を下ります。
  これが正体です

 この灯籠バランスのワルさこの上ないのですが、台座の水平は保っている。斯様なデザインなのでしょうか。後は、高鴨神社手前の路傍の店でソメイヨシノの枝を購入。薩摩芋と思いましたがシーズン外れでもう置いていないととのことでした。このソメイヨシノは中将餅と一緒にお隣の叔母さんへ差し入れです。叔母さんはここ数年車椅子生活で花見に行けない状態ですが、手先が器用で生け花か小物細工にされるでしょう。先の梅も喜んで活けておられました。

 季節過ぎ 梅から桜 愚は愚のまま  <偐山頭火