河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

友人の初盆のお参りに

 かれこれ40年になろうか、職域で知り合ったパソコン仲間のGさん(地域同好会の会長ということに)、共にPC-VANと云うパソコン通信の萌芽期を歩み(彼はデータベース主担)、市民相手の講習会は柏原高校のパソコン教室でも教師の賛同を得て開催してきました。家業は鉄工所でしたが、親会社*原機械の衰退で同じ運命を辿ろうかという時、データベースの才能を生かして地域福祉センターの諸事業の電算化に協力してくれていました。その後も、愚僧の知り合いの医者の紹介で「診療所医療システム(電子カルテ))」の導入指導とメンテナンスを、近畿一帯で展開されて生業とされてきました。
 お参り帰路で買った葡萄全品種盛り合わせより

 去る4月にそのGさんの奥様から電話で「*日前に主人が亡くなりました、葬儀は家族だけで済ませましたが、偐山頭火さんだけにはもう一度会いたい」と云いつつあっという間に最期を迎えました。との電話・・・・この辺り話は既に ブログで紹介済みです。
 昨日は初盆と云うことで仏前にお参りに行くと、少しやつれた様子の奥様がお出迎えです。勿論長い付き合いですので、奥様も愚僧の事はよくご存じで「今は上手く歩けますね・・・」とお褒めの言葉も頂きました。しかし、歳取ってからの手術は術後が大変ですと四方山話。海外航路の高級船員と製薬会社員で共に海外勤務が多い息子さん達も、13日には集まってくれて法要を行うとのことでした。その後の墓は「そんなのいらん」とGさんが亡くなる前に言っていてどうしようかと考えているとか。それこそ、「死人に口なし。両親の墓所の横に墓地を用意しているならそこへ入れてやりなはれ、本人が文句を言ったら、次に逝くのは私の番のようですからタップリと叱っておいてやりましょう・・・」と暇を頂きました。
 下団子が満タンの燃料計 上団子がリチウム電池への充電計らしい やじるし

 お参りの後、山常ぶどう園で「大人用」詰め合わせを購入しました。何時も孫中心ですが愚妻が「たまには私も良いのが食べたい」そうですと朝に注文していたら、一枚目の写真の葡萄七種の盛り合わせ二箱。面倒で名前を覚えていませんが、果実汁が多いのでデカいがそのまま頬張るようにと言われた品種はその通りでした。
 ここまで来たので、智麻呂さんが眠るはびきの中央霊園まで行き「盆?」のお参りと石川を上る所まで来て家業の一仕事していたら熱気で頭がクラクラしかけます。これはいけないと思い止まり河内温泉大学へ引き返すこととしました。その時気付いたのが燃料計。お団子がいっぱいあると思っていたのだが、燃料の団子が無くなり上の回生エネルギー電池の団子を燃料と間違っていたことに気付きます。慌てて近くのスタンドで補給すると24、5リットルとカタログデーターの25リットルとほぼ同等でした。あのまま智麻呂さんの共同墓地へ行っていたら、山の頂上でエンストと云うことになっていたのでしょう。神様、智麻呂様、仏様に感謝でした。

 友の骨 涙流しつ 手を合わす                       <偐山頭火

 山の墓所 坂道とは云え 
      惰性では 帰り着くなど 苦難の業   <偐山頭火