河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「近松と文楽について」

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 尼崎と近松の関係がよく分かりませんと、MLに投げかけましたら知人から以下の文章が帰ってきました。尼崎と近松近松の文学観としてわかりやすいのでご紹介します。

 尼崎の廣齋寺と近松の関係は、浄瑠璃作家としてスタートした時は京都に住んでいたと思います。心中事件などがあると、京都から大阪まで事件を
調べに来て、それを題材に心中物を書いたようです。やがて大阪に居を移し、廣齋寺の離れをもの書きの場所にしたと聞いた事があります。
 また、その前には廣齋寺の復興に尽力したとも聞きました。以上はあやふやな記憶ですが・・・・
 彼の芸術論に「虚実皮膜論」というのがあります。虚と実の間にこそ芸術の真髄がある。という考え方です。(以上転載)

 何年か前から、知人の紹介で桐竹勘十郎さんの案内される舞台を楽しむことがあります。公演が終わった後に、舞台に案内してくださって人形や装置の操作を教えてくださいます。気さくなお人柄で、私を含めた素人のものに丁寧に説明くださったり、人形を使わせてくれたりします。日本芸術院賞を本年度受賞されると最近報道がありました。

 写真:廣齋寺山門、文楽舞台での桐竹勘十郎さん(下駄に注目)