真夏を迎える時期、我が家では鮒寿司を求めます。夏バテを予防するという口実で、大散財の言い訳しているだけです。琵琶湖のニゴロ鮒を米で漬け発酵させるという、伝統のなれ寿司ですが近年の鮒不足で値段が高騰しています。
琵琶湖西北部の海津大崎の「魚治」という鮒寿司屋さんで毎年求めます。値段の大凡を言って、送料等を勘案して適量な鮒を送ってくれます。その鮒寿司が昨日届きました。冷蔵庫に保管して、明日は食べるぞ・・・と期待していましたら。
大阪**区のDです。オタクから鮎の佃煮が送られて来たのですが、何故送っていただいたのか。大意斯様な電話です。
御承知の通り愚妻は昨日関東出張で不在、お中元などは私は知り得ない範疇の話で、後日連絡しますとその場は電話を切りました。
しかし、何故か気になるので思案しておりましたら、鮎の佃煮と鮒寿司が前頭葉でクロスしました。そこで、魚治に電話をしますと送り主を間違ってDさんに伝えお送りしたという。コナン君ではありませんが、謎が解けた次第です。謎が解けると鮒寿司がうまい。うまいついでに、来年の海津大崎の桜時分の席も予約しました。
写真:鮒寿司パック、切り身、魚治の料理店「湖里庵」から海津大崎を望む
鮒寿司が怪をもたらせる
何でくれた 送った気はない 鮎困る <偐ニゴロ鮒>