で、本日は無事に帰還したというお知らせまで。一番のハイライトは40年以前に乗っていた「パブリカ」とのご対面です。空冷水平対向2気筒800CC、四人乗りという仕様です。実に芸術的なエンジンとシステムでしたが、その多くのヒントはシトロエン2CVというフランス車にありました。
しかし、ヒントとなったのは2CVですが、普通の車と完成させたのはトヨタの技術陣だったと思います。800CCというエンジンで、町中はもとより高速まで平気で走っていました。それでいて燃費は30キロ程度走っていましたから、今の低燃費車のヒントがここにあるようですね。ダウンサイジングという。
今思えば、少々無理をしても残しておきたかった車です。
写真:パブリカ(パブリックとカーの造語、日本自動車博物館)、横にトヨタS800(パブリカをベースにした2シーターオープンカー)