河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「大和郡山の墓参から娘子らが袖布留山へ」

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 義姉の墓参に大和郡山へ。若くして無くなった愚妻の姉が眠る、金魚畑の中にあるお墓へお参りに。毎年月命日かお盆などにはお参りしていますが、今年は諸般の理由で適わずにいました。

 お天気が良いからと言えば、無礼ですが一因には。墓参と称して紅葉を楽しもうという思惑もありました。お墓は郡山城の南外れ、前方後円墳を利用して墓地としています。資源の再利用でしょうか。後円部がお山の様になって残っています。古墳の堀やその脇は金魚畑だらけで、今は稚魚が盛んに群れていました。

 さて、目的を果たせば後は生ある者の楽しみです。天理の鰻どころ「淡水」に電話しましたら、席が空いているとか。予約して畦道を布留の山を目指します。お店に着くとイチョウ並木が出迎えてくれます。

 鰻重と肝吸い。これが絶品ですね。何も足さない、何も引かないという表現がぴったりの鰻です。建物が建ち店の駐車場から天理市役所の何とも言えない意匠の建物が、見えなくなったの良いのか悪いのか。鰻の味の様な禅問答もどきをしていたら、石上神宮へ。駐車場が満杯、何故だろうと思案していたら「七五三」の看板を見て合点です。目の前を、親子連れがお参りに行かれました。

 写真:金魚畑と相棒、後円部か、稚魚見えますかな、イチョウがお出迎え、淡水店内から、石上神宮「七五三参り」でしょうか、柿本朝臣人麻呂歌碑鳥居脇

 ウナギ
 家持に 勧められぬも 我が好物 墓参を口実 義姉には詫びつ <偐山頭火