河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「ホテイアオイVS.ハス 本薬師寺にて」

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 昨日は本格的なMTB復帰第1戦として、表題の橿原市本薬師寺周辺を銀輪散歩してきました。けん家持氏からもお誘いを受けていたのですが、同氏千年からの齢ゆえ今年の暑さが堪えたのか「ぎっくり腰」という風評も伝わり、加えて当方奈良市内での野暮用を済ませての輪行となるため、遠慮して単独行といたしました。

 野暮用は早々に済ませます。多少の肉体労働も、後にある楽しい輪行を考えますと苦にも為らずです。京奈和道を南下、結節点では渋滞で大した時間短縮になっていないと思いますが、暫し高架を走っていると爽快感が勝ります。桜井市から橿原市平城宮跡の駐車場へ到着です。管理人のF氏より閉門時間について案内がありますが、そこまでは体力が持ちませんな・・・と応答。

 宮跡の西端を南下して飛鳥川を渡ると右折、数百メートルも走ると本薬師寺の見慣れた風景です。今回は南側からのシーンが多いのは、見物客が多く自転車持参組は身を引くのがエチケットです。前回の訪問時はけん家持氏と来ていますが、当時はハスは見なかった様に記憶があります。当時の写真集を捲りましたが見当たりません。ホテイアオイの群生から西に畝傍山を見ますが、建物が多くなり山の輪郭が少なくなっています。

 暫く飛鳥川沿いを走り、雷丘下の雷橋付近から甘樫丘公園をかすめて橿原神宮駅方向へ舵を取ります。前回この付近を訪れた時に眺めた、神宮の先に見えた風景を走りたくなりました。この辺がフーテンの寅と云うか、走る寅ですな。神宮の南端で近鉄南大阪線を横切りますと高取川、この堤を走ると鉄路が堤を封鎖して通行できません。斯様な場所が多いのが奈良の大和川流域です。仕方が無く逆戻り、これを何度か繰り返して坊城駅へ。

 この駅前にあるのが「だんご庄」、遅い昼飯代わりにだんごを戴くと麦茶もサービス。これが美味いですね。元気を戴くと同時に土産も戴いて帰路につきましょう。帰りは神宮の北端を目指します。神宮周辺に近づきますと、発掘でしょうかトレンチを掘っています。二代天皇という綏靖天皇( すいぜいてんのう)桃花鳥田丘上陵(つきだのおかのえのみささぎ)脇です、いずれ何ほどか発表があるかもしれません。しかし、本日のホテイアオイ鑑賞ついでにピッタリの名の御陵であります。

 ここまで戻りましたら、藤原京跡までは僅かです。近鉄橿原線のアンダーパスがふくらはぎに堪えます。飛鳥川を越えて宮跡の端に醍醐池が見えたらゴールです。出がけに挨拶した管理人のF氏も笑顔で出迎えてくれました。ホテイアオイの次はコスモスと、見所もお教え戴きました。長月の晦くらいが見頃の始まりでしょうか。

 写真:藤原京跡、ホテイアオイ三題、飛鳥川自転車道、雷の丘と橋、甘樫丘スタンプ、だんご庄、陵周辺トレンチ、綏靖天皇掲示

 御陵
 みだりにか 問われて多分 ご先祖かな  <偐神民>