お正月にはご馳走が並ぶ、御酒も美味しい。そこで必要なのが良く噛める歯と丈夫な胃腸です。年末恒例のコマーシャルには年賀状を出せ、フイルムを買えそして丈夫な胃腸に消化剤を飲め・・・と繰り返していました。本年お亡くなりになった樹木希林さんで有名な「お正月を写そう」はそのような季節ものコピーとしては最高だと思います。その希林さんのスペシャルムービー『樹木希林さん 2018年末特別』篇が、年末から1月31日まで、富士フイルム公式サイトにて公開されているそうです。
お正月の馳走をいただく上で大切な歯が落ちました。落葉では無く「落歯(おちば)」というのは、差し歯という構造の上あごの歯が経年劣化で何年か毎に落ちています。毎年秋に落ちないだけ良心的ですが、先日数年ぶりに落歯。ここ何回かは良心的な歯医者さんに御世話になっていまして、その歯を丁寧に修繕していただいており、今回も無事再生できました。ただし、この歯は飾り程度に思って下さい・・・とも仰っていただきました。そのつもりなんですが、なにせ食い意地が張っている上に主要な部分ですので傷みが激しいようです。
年末という時期にはあまり相応しくない話はこの辺で、今回紹介するカレンダーは欲しくてもとても歯が立たない自動車です。最近スカイラインGT－Rが1億円を越えるというニュースを見ました。1億を越える車は珍しくは無いのですが、スカイラインがと思うとある種の寂しさも感じられます。「意はあるが金と力が無い」という時代の寵児でもあったスカイラインが、金にあかせてそんな車を作るのかと。しかも、ゴーン事件の後では少々イメージが悪いですね。写真はその、金の無い時代のGT－Rです。fancargoを見てくれている、T自動車の販促用のカレンダーです。
もう一枚はMercedes BenzのＳＬ400。先のスカイラインが走っていた頃、石原裕次郎がgalwingのこの車で颯爽と雑誌に登場していました。スターと同じで手の届かない自動車でした。写真はＹ自動車の卓上カレンダーです。車を身近に感じだして60年を超えると、人世の様々なシーンで出てくるシルエットも懐かしく思えます。懐かしがっているばかりでは無く、もっと欲を出して1億のGT－Rに挑戦しますか。
写真：ＧＴーＲ、ＳＬ400
