河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

特別な祥月命日に

 昨日は月初のお墓参り。檀那寺の住職と共に参るのは初めてだと思う。親父の祥月命日と云うだけでは無く、翌(本)日最近無くなった母の戒名等を刻んでいただく事となっているので住職がお参りしてあげるという。お言葉に甘えて・・・となったもの。
 檀那寺の掲示板 今月は簡略化されたか

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 本日早朝から石屋さんがお見えになって、戒名等を刻んでいただいた。先の修正は深く彫るというので、工房に持ち帰り彫られたが比較的浅い文字は現場でも可能とのことです。ですが、写真でご覧の通り大層な道具を持ち込まれたの作業です。
 先ず文字型を貼り付けます

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 細かい砂を一馬力の圧力で吹き付け、その力で文字を刻むそうです。職人はもとより、近くにも吹き飛ばされた砂が散らないように石には被いを掛け吸引します。原子力発電所ののぞき窓のような穴から、文字に筆のように砂を吹きかける。筆圧は深さで表現すると云います。
 のぞき窓から慎重に彫ります

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 出来上り慎重に見ると親父の戒名と今回の文字の印象は違いますが、気をつけて注意深く見ないと差は無いでしょう。
 出来上がりです

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 これでやっと夫婦二人揃いました。同じ二年の旅立ちでも平成と令和ではその差約30年、今頃は「誰だお前は!」と久しぶりの夫婦喧嘩もしくは仲良く一杯傾けているか、その答えを聞くにはもう少し時間が掛かるのか。
 
 祥月に 思わぬ珍客 妻来る <偐山頭火>