河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

2011-01-01から1年間の記事一覧

熊野古道 紀伊路「幻の山中渓温泉」

花山温泉の帰路、古い地図に名を残す「山中渓温泉」を探して紀州街道を目指しました。紀州街道は大きく「熊野古道」と称される大阪天満又は京都及び伊勢を出発して「吉野・大峯」、「熊野三山」、「高野山」を参詣するルートの一部。山中渓駅から紀伊田辺駅…

紀州「花山温泉」

数年ぶりでしょうか、家を出るときは神戸の温泉とも思っていましたが、結局は「花山温泉」にきていました。ある知人が「花山を語らずして温泉は語れない・・・」といった関西一の濃厚な温泉であります。 しかも、そのような温泉が高速道路のICから10分。露天…

お湯休め「ミミの終い湯」

何度か登場している我が家の愛犬ミミ。犬種は?と問われることが多いこの頃ですが「豆柴の大柴」ですと何時も煙に巻いております。純血種は何頭か飼いましたが、純血犬、特に西洋の犬は弱いです。和種でも雑種に比べると非常にデリケート。 ここしばらくは「…

泉州「犬鳴山温泉 山乃湯」

すでに「温泉博士11月号」で予告しておりました、犬鳴山温泉山乃湯へ出かけてきました。昨夜のおかずの残りと、炊きたてのご飯でおにぎりを作り折に詰めての温泉行です。 先客はお二人、それぞれ単独行とお見受けします。私のように入るなりカランから温泉…

城東区「不動の湯と中華丼」

家人が不在で庭や菜園の手入れが済むと、もうすることがないので昼ご飯。と言うパターンが多い。昨日もこれにはまってレトルトの中華丼を頂いた。調剤薬局で売っていると言うから、世間にはいかにも独居老人が多いかという証明のようなもの。 私もその一人に…

種田山頭火と河本緑石そして宮沢賢治

表題については、下記のページ他で何度もご紹介していますが、先日の日経新聞でも寄稿記事として取り上げられていましたので再度ご紹介します。 記事によりますと山頭火と緑石を結びつけるのは、当時自由律句「層雲」を主宰していた荻原井泉水。中学校時代だ…

温泉博士「11月号と中部温泉行」

温泉博士11月号を買いました。少しタイミングが遅いのですが、どちらかというと急遽(大げさか)買ったと言うのが正確です。 来月連休過ぎてから平湯、甲州(石和、奈良田、下部)温泉から葛飾柴又にかけて旅に出ようと決めてから、そうそう温泉博士もあれば…

お湯休め「上町台地散歩」

快晴の昨日、午後からふらふらとMTB散歩に。コースは定番の上町台地です。自宅を出て、西南西に進路をとると河内平野から上町台地にさしかかるあたりが生野区。その坂を一気にあがると「四天王寺」です。 彼岸も過ぎて静けさを取り戻した境内や山門前には…

丹波「今田薬師温泉」

三田まで来たら温泉に入らずに帰るような不調法な真似は出来ません。先月ポイントカードを戴いていた「今田薬師温泉」入湯といたしました。この温泉には数回来ていますが、陶器祭りに引っかかることが多くこの日も立杭の窯元連がのぼりを立てたり、俄売店を…

乾漆の世界へ「kayaうるし工房」

古くからの知人で漆器職人を父に持つ方がおられます。長年公立高校の先生をなさっておられ、その関係で交友を持っていました。50歳過ぎになってそれまで見向きもしなかった「漆器」に目を向けるようになって工房を開いたと聞いておりました。 いい加減な知人…

追慕「柳ジョージを悼む」

昨夜ネットのフロントラインを見たときは俄に信じられなかった訃報です。先ほど届いた日経の夕刊の訃報欄に彼の愛くるしい写真と功績が10行ほど掲載されていました。 彼を知ったのは勿論レイニ-ウッド時代。雨に泣いている・・・、フェンスの向こうのアメ…

大和安堵町「富本憲吉記念館」

斑鳩町のやや南に富本憲吉記念館がある。近代陶芸の第一人者として名高い憲吉の生家を修復し彼の作品の展示と後進の育成を目指して昭和49年に開設された。往時の旧家としての風格だだよう立派な家であります。 明治19年に冨本家の長男として生誕、東京美術学…

大和斑鳩「法起寺とコスモス」

斑鳩、特に法起寺周辺のコスモスが満開との情報をお訊きして、本日訪ねてみました。先週もMTB行の折に近くまで行っていましたが、コスモスはまだ早いとの勝手な判断で見過ごしてしまいました。 法起寺周辺はコスモスを利用した修景が見事で、時にはコスモス…

校門の写真に寄せて「日奈久の山頭火」

大正15年4月熊本県見取観音堂を、永平寺での修行と偽って出奔した山頭火は漂泊の旅に出ます。この頃に詠んだ「分け入っても分け入っても青い山」はあまりにも有名な俳句です。 その後、九州各地や古里に近い山陽道を行乞し続け、昭和5年9月10日、熊本県…

大和路散歩「廣瀬神社から大神神社」

右足踵負傷で中止となっていた元の職場の「敵」とのMTB行をしました。コースは表題にあるように、斑鳩にある廣瀬神社から明日香川をサイクリングロードを遡り、橿原そして桜井の大神神社そして箸塚古墳を経由して起点に戻る約50キロのコースです。 昨日は…

泉州犬鳴山温泉「不動口館」

ここも他の犬鳴山温泉旅館のご多分に漏れず「山乃湯」からの配湯だとご紹介してきましたが、最近源泉を掘り当ててやや温泉濃度が濃くなったよとの伝聞を耳にして、それの確認を口実に出かけて参りました。やや負傷も治りかけてきたことでありますので、足慣…

大和明日香「彼岸点描」

また何時もの奈良通いですが、本日は趣向を変えて気分転換としました。愚妻も看病疲れが出たのかすっきりしない体調、私はMTBのリムに足の踵を挟んでやや中傷でお互いに気分転換が良かろうと、予定も全てキャンセルして明日香路へ。 出発した時間が遅かった…

ポイントカード「'献血編」

趣味のひとつに献血があります。自身の病気に良い結果が出るのではないかと、主治医に勧められて20年ほど、献血が習慣になっています。と、云ってもそうまじめにしているわけでもありません。 今年二月に献血に行った折には、篤志家団体提供の食パン1斤を…

大和天理「淡水(うなぎ)」

天理市周辺にはうなぎ屋が数多くあります。大和地方とうなぎの由来について、ネットで調べましたが、確たる情報はありません。しかし、私見ですが、奈良盆地には100以上の河川がまるでネットのように流れ、最後に一つにまとまって大和川となって大阪湾に…

大和天理「その後の石上神宮」

天理の石上神宮の鳥居に関しては、以下の記載でお知らせしましたが、本日再訪する機会に恵まれましたので、鳥居の写真を撮って確認してきました。 石上神宮 http://blogs.yahoo.co.jp/gourmet_1212/52419744.html 写真でご覧いただけるように、見事に新調さ…

大阪城南「細川ガラシャと越中井」

MTB行の定番の一つが「大阪城散策」です。自宅からだと朝出発して大阪城公園で昼を済ませて帰ると、丁度半日がつぶれます。女房孝行の一つのコースです。で、数日前にも行ってまいりました。 今回は、新聞によりますと大阪城近くで「大阪の「空白の中世」埋…

桑の葉茶完成と八ッ場ダム

以前生活防衛菜園というタイトルでご紹介した我が家の家庭菜園で、桑の葉茶が収穫できました。菜園での野菜類の収穫は殆ど成果を見る事が出来す、モロヘイヤ、ニガウリが出来た程度でしたが、桑の木は見事に実り収穫することが出来ました。 資料によりますと…

温泉博士「10月号+台風12号被害」

今回も楽天ブックスで購入しました。先月号も利用しないままだったのですが、ついクセになっているようです。送料無料とポイントを利用するとタダみたいなものですので。 しかしよく拝見すると「特集」なるものは旅館の宣伝を集めただけ。記事らしいのは「読…

再び一人旅「丹後周辺の湯 ④こんだ薬師温泉.」..

いよいよ今回の旅の〆の温泉に近づきました。こんだ温泉は数年ぶりです、非常に泉質が良いという印象でありましたが、駐車場からのアプローチが長く、館内の廊下も長いと言う印象でありましたが、その通りでした。加えて、料金が少々お高い。 丘陵の傾斜部分…

再び一人旅「丹後周辺の湯 ③たんたん温泉」

この温泉はよほど縁がないのかと諦め掛けていたが、今回で四度目の訪問でやっと入湯できた。面白い名です、これは近くに同名のトンネルがあって、丹後と但馬を結ぶトンネルで「たんたん」と相成ったわけです。 加えて、源泉もたんたんトンネルの但馬側に「福…

再び一人旅「丹後周辺の湯 ②ゑびすや」

定宿と言えるのは数軒しかないが、ここゑびすやはその中でも特に利用している回数が多い。その理由は、大正館という何とも不便な棟屋があって他に客があまり来なくて落ち着ける点が一番に気にいっている。 しかし、今回はそこで若いカップルを見かけ不吉な予…

再び一人旅「丹後周辺の湯 ①出石」

複雑なスパゲッティ状態から少しは脱して、相部屋に移るまで回復した義姉。そろそろ、「禁」を解いても良いだろうと表題の温泉行にしました。格好付けていますが、宿はいつもの「ゑびすや」ですが、今回はハプニングも。 往路どこで昼食を取ろうかと、馴染み…

新聞連載「9月16日号から」(江姫にちなんで)

手軽に日帰り 本格温泉の旅 湖北 須賀谷温泉 滋賀県は温泉にあまり恵まれていない、「南郷」「おごと」そして湖北の「マキノ」そして今回ご紹介する「須賀谷温泉」くらいしか知られていない。地質学的にどうのこうのと論証できるのかもしれないが、斯様な記…

大阪城東区「不動の湯の回数券」

二日間禁足を喰ったような台風でした。特に足が遅いことを表現する時に「自転車並み」とアナウンスされる度に、不愉快な気分に陥っていバイク好きは多かったはずだ。20キロで走っているのはママチャリクラスで、我々バイカーは30キロから時には50キロ…

大和御所「かもきみの湯」

又も大和行です。非常に近い身内で難病に罹患し、命をかけた戦いをしているのが、奈良の病院でして。ここ暫く、出かけるにしてもいざ・・と言う時にははせ参じることが出来るようにとの思いから、必然と奈良になっています。 で、かもきみの湯もこう続くと回…